「海馬」くんと「扁桃体」くんは仲良し

 

 

おはようございます♬

 

 

今日は気持ちの良い快晴ですね。

 

 

私は今、マンションの割と高層階に住んでいるのですが

目の前に遮るものが何もないので（覗かれる心配はゼロです）

24時間、カーテンは開けっ放しにしています。

（紫外線からお肌を守るためにレースのカーテンは閉めています）

 

 

朝起きて、北側の真っ暗な寝室から南側のリビングに入ると

リビングは眩しいくらいにとても明るいのです♪

 

 

私は普段から、のび太くんに勝るとも劣らない「おやすみ3秒」で

寝ようと思えばいつでもどこでも寝られる体質なのですが…

 

 

実はこの、朝の明るいリビングも”安眠”に寄与しています。

 

 

人は、朝日を浴びてから13～14時間後に眠くなるように出来ているからです。

（その時間になると睡眠を促すメラトニンが分泌されます）

 

 

我が家は毎朝6時起きなので、なるほど、午後9時には眠くなるわけです。

 

 

「朝日と共に目覚め、日が暮れたら眠る」

 

 

これは電気代の節約にもなりますし

人間は本来はそういう生活が合っているのでしょうね。

 

 

 

ちょうどよかった！話がそんな流れになったついでに

 

 

●原始的な生活（本能のまま）に合うように指示を出すのが

〔大脳辺縁系〕＝「古い脳」「動物の脳」

 

●進化の過程で様々なことを学習し、現代的な社会生活に合うように考え・判断するのが

〔大脳新皮質〕＝「新しい脳」「人間の脳」

 

 

ということです♬

 

 

嗅覚は、原始人にとって無くてはならない機能だったことは理解出来ますよね。

電気のない真っ暗な夜に

敵が近づいてくるのを察するにも

食べ物が腐っていないか確認するにも

「嗅覚」は大事だったはずです。

 

 

ですから、「生きるために」必要な指示を出す〔大脳辺縁系〕に

直で情報が送られていたというのは納得出来ますね。

 

 

 

 

『どうして、アロマの入門講座なのに”脳”のことばっかり？』

 

 

と思われるかもしれませんね。

ですが、きっと、アロマを勉強された方の多くが

脳の働きに興味を持ち、色々調べたのではないかと思います。

 

 

 

「どうして五感の中で、唯一、嗅覚だけが脳の違う場所に届くのだろう？！」

「どうして香りの記憶は、様々な情景を一瞬で思い出させるのだろう？！」

 

 

人間の「記憶」に関する脳の研究、

特に、《認知症》という病気が認知され

認知症と〔海馬〕の関係についてもどんどん研究が進んでいますが、

 

 

現在の私の中での、「香り」と「記憶」に関する理解は、以下の通りです。

 

 

❶鼻から入った嗅覚情報（香り）は、電気信号となって〔大脳辺縁系〕に送られる

❷〔大脳辺縁系〕には情動を司る〔扁桃体〕と記憶を司る〔海馬〕がある

❸〔海馬〕くんは、〔大脳皮質〕で処理された嗅覚以外のエピソード記憶なども

　　どんどん送られてくる為、大量に処理しなければならない仕事があって大忙し

❹近くにいる〔扁桃体〕くんは基本的に、恐怖や不安感を感じない時には暇をしている

❺人が香りを嗅いだことで〔大脳辺縁系〕に直で信号が届くと・・・

　

＜エピソード１＞

扁：『海馬く～ん！お手紙（信号）届いたよ～！』

海：『ありがとう！ちょっと開けて中を見てみて！』

扁：『OK！なんかザワザワするからファイルAじゃないかな？！』

海：『了解！ホントだ！ファイルAの中にあったあった！あの時、煙のにおいがしてザワザワしたらお隣で火事があったよね！』

扁：『そうそう！あの時はヤバい!!と思ってすぐに海馬くんに知らせたもんね！』

 

＜エピソード２＞

扁：『海馬く～ん！またお手紙とどいたよ！』

海：『ありがとう！中、開けてみて！』

扁：『OK！あ、コレ、キュンキュンするやつ～！あの時のアレじゃない？！』

海：『了解！そうそうこの信号はあの時のアレだからファイルBね♡』

 

こういうことが脳内で起こっていると思うのです♬

 

 

〔海馬〕くんと〔扁桃体〕くんは、とても仲良しで

最初に経験した時の状況や感情の記憶を共有出来ていて

ふたりで協力して『この香りは確か…』ということが高速処理できるから

香りを嗅ぐと一瞬にして、その時の状況や感情が呼び起こされるのだと♬

 

 

 

そして、それを【プルースト効果】というのでしたね♬

 

 

 

本当は、このブログで【プルースト効果】の説明をする予定だったのですが

午前中も終わってしまいますので

続きはまた後程。。。♬