B.P.Aromania株式会社

「猫にアロマはダメ?」について

ご質問を頂いたのでこちらでも注意喚起を

 

 

おはようございます♬

 

 

今日は久しぶりに、「アロマ」についての投稿です。

(そう!!私の本業は20年以上ずっと「アロマ」なのです!!忘れてた…?!)

 

 

「猫にアロマはダメですか?」というご質問を頂いたので、

こちらからもお知らせしたいと思います。

 

 

少子化が進む日本では、現在、

15歳未満の子どもの人数よりも

ペットの飼育頭数の方が遥に上回っていると言われていますので

ペットを飼っていらっしゃる方(ご家庭)も

相当数おられると思います。

 

 

そこで気になるのが、「ペットにアロマは大丈夫なのか?!」と言う事ですよね。

 

 

 

アロマオイルは「植物の生命エネルギー(芳香成分)が凝縮された液体」ですので

人間も、肌に直接「原液塗布」する事や、「飲用」は出来ません。

(海外では専門のお医者さんが飲用として処方する事がありますが、

資格のない素人判断で飲用するのは大変危険です。

日本のアロマセラピーでは、必ず、水やオイルで希釈して、自然界にある状態に戻してから

使う事になっています。)

 

 

身体が人間よりずっと小さい犬猫ちゃんは、

オイルを舐めるだけでも死に至ってしまう事があります。

(これは、食卓塩やお醤油なども同じ事が言えますので、

アロマオイルだけが特別NG!!という訳では無いですね。

身体の大きさと摂取するものの量の関係です。)

 

 

 

ですので、ペットを飼っていらっしゃる方は、

特にオイルが染み込んだ「アロマストーン」など、

犬猫ちゃんが、ついつい臭いを嗅いだり

舐めたくなったりしてしまうものの管理は

厳重に行う必要があります。

(犬猫ちゃんだけでなく、当然人間の赤ちゃんが舐めてしまう事も大変危険ですので

赤ちゃんがいるご家庭もアロマストーンなどの管理はお気をつけくださいね!!)

 

 

 

「猫」に対するアロマの有害性が疑われ始めたのは、

1990年代初頭に、《ティートリー》を配合した

シャンプーやノミ対策商品で具合を悪くする猫ちゃんが散見されたことからでした。

 

 

それ以来、「猫に《ティートリー》は非常に危険」という事が広がりました。

 

 

人間には非常に優しく有用な《ティートリー》が

なぜ、「猫」には危険なのか。。。

 

「犬」はアロマトリートメントも一般化しているのに

どうして「猫」はダメなのか。。。

 

 

 

そこには「解毒」機能が大きく関わっています。

 

 

 

肝臓は、「解毒」をする器官です。

人間や犬の場合、体内に入った化学物質などは、

通常、肝臓で解毒され、代謝され排泄されるので

大きな問題にはならないのですが、

 

 

「猫」の肝臓は、その代謝系のなかで

「グルクロン酸抱合」に必要な酵素のひとつを作ることが出来ないので

植物から抽出した精油の成分をうまく代謝できずに

本来は排泄されるはずの成分が

体内に留まって蓄積され、

結果的に中毒症状を起こしてしまうのです。

 

 

 

この肝機能の違いは「遺伝子レベル」で解明されていて、

完全肉食の「猫」は、

雑食で植物も食べる「犬」や「人間」が持っている

これらの酵素を必要としなかった為に

進化の過程で無くなっていったのでは無いか、と言われています。

 

 

 

では、「猫ちゃんがいるお家はアロマを使えないの?」という事になりますが、

 

 

私の回答としては、

 

 

・猫ちゃんがアロマを舐めない/触らない事(オイル瓶やディフューザーに近づかない事)

・アロマを拡散している部屋に猫ちゃんが居ない事

 

 

この2点が可能な環境でしたら、ご自宅でもお使い頂けます、としています。

 

 

 

ワンルームで常に猫ちゃんと一緒に生活していらっしゃる方は

難しいかと思いますが、

寝室やトイレなど、猫ちゃんが入ってこない空間があれば、

そこでは、お使い頂いて大丈夫だと思います。

 

 

一般的に、「猫は危機察知能力が非常に高い」と言われていますよね。

アロマの香りを危険と感じた猫は、

アロマが香るお部屋には入って来ない、と言われています。

 

 

ただ、人間にも、感覚や代謝能力に個人差があるように

猫にも個体差があるようで、

「アロマが好きでアロマの香る部屋にわざわざ入って来る猫ちゃんが居て、

その猫ちゃんはとても長生きだった」

との記事を見たこともあるので

猫を飼ったことの無い私には

こればっかりは何とも申し上げられないところではあります・・・。

 

 

猫ちゃんがアロマを舐めてしまう事は

生死に関わる非常に危険な事ですが、

拡散されているごく微量のアロマの成分を吸入する事に関しては、

「危険とも安全とも、科学的には証明されていない」

というのが現状の為、

最後は、飼い主さんのご判断、という事になります。

 

 

 

猫ちゃんが居ても、なるべく安心してアロマを使いたい!

と思われる飼い主さんの為に、

猫ちゃんが避けた方がよい成分を含むオイルをお知らせしておきますね。

 

 

❶「ケトン」を含むオイル

《ローズマリー(カンファー)》《ペパーミント》《ラベンダー》etc.

 

❷「リモネン」を含むオイル

《レモン》《グレープフルーツ》《ベルガモット》《オレンジ》etc.

 

❸「ピネン」を含むオイル

《ユーカリ》《サイプレス》《パイン》《ジュニパー》《フランキンセンス》etc.

 

❹「フェノール」を含むオイル

《パチュリ》《タイム》《シナモン》《クローブ》《ミルラ》etc.

 

 

※ラベンダーにはたくさんの種類があり、

「真正ラベンダー」と呼ばれる物にはケトン類はほとんど含まれません。

アロマオイルは、同じ名前でも、産地などによって成分も変わって来ますので

素人が区別をするのは非常に難しいと言えますね・・・

 

 

 

「猫ちゃんが居ない空間」(隣の部屋など)に関しては、

これらが入ったオイルを拡散することを

過度に恐れる必要はありません。

(長時間・高濃度で拡散し続けない限りは、呼吸や皮膚から吸収する成分はごく微量です。)

 

 

ただ、アロマは、

人間の中にも、中毒症状を起こす人が居ないわけではありません。

昨今、話題になっている「香害」を訴える「化学物質過敏症」の方の中には、

天然100%のアロマでさえ、身体が受けつけない方も多くいらっしゃいます。

 

 

 

食べ物も、多くの人にとっては問題なく美味しいものでも、

アレルギーを持った方にとっては生死に関わる事もあります。

 

 

 

やはり、何事も

一概に「安全・危険」を言うのは大変難しいと思っていますので、

ご自身の体調や

猫ちゃんの様子をよく観察し、

合う・合わないのご判断をしていただければと思います。

 

 

 

 

 

 

天然アロマでQOLの向上を|B.P.Aromania株式会社

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B.P.Aromaniaでは天然エッセンシャルオイルのアロマ商品や香りのサービスを取り扱っております。香りが持つデザイン性や機能性を活かし五感の嗅覚に訴えそれぞれの価値を高めるブランディングのお手伝いをいたします。ご自宅用では安眠や集中、感染症花粉症対策などQOL向上を助けるアロマを目的別にご紹介しております。

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